私は 7 年前に脳梗塞になりました。左半身があまり機能していない状態でした。普段の生活を送るにも支障がありました。日々、悩んでいました。
7 年間、様々な治療を行ってきました。が、これと言った効果は見られませんでした。そして、この病を治すことに対してあきらめていた時に、このセンターと出会いました。それは、 2004年10月下旬。ロングステイを目的とした、あるNPOが主催する旅行に参加した時でした。
その時にここで治療を行うと決心しました。理由は2つあります。
1つ目は、気候。脳梗塞の場合、寒くなるとどうしても体がきつくなります。スービックは、東南アジア独特の蒸し暑さもなく、海と山に囲まれていて大変過ごしやすい環境でした。平均気温が28度位ということでしたが、クーラーをかける必要はありませんでした。脳梗塞の私にとって、とても最適な場所でした。
2つ目は、ここのスタッフ、クニオさんの実体験を聞いたからです。久仁男さんも以前は私と同じ脳梗塞で苦しんでいたということでしたが、このセンターの治療を受けたことによって回復したという話でした。
実際の姿を見て、とても驚きました。
「私もここの治療を受けたならば、回復するのでは?」あきらめかけていた気持をもう一度奮起させ、ここに入院することを決めました。
そして、行った治療は、@墨風呂 A電気針 B全身マッサージ Cピローエナジー Dコーヒー浣腸 Eフィジカルセラピー(リハビリ)でした。
実際にこれらの治療を行って一番強く感じたことは、スタッフが本当に心のこもったサービスをしているということでした。
以前から、フィリピンの方はホスピタリティーに長けているということは知っていたのですが、ここまで熱心にやってくれるとは思っていませんでした。
日本でも治療は行っていたのですが、事務的に行なっているような感じで心がこもっていない、流れ作業的な治療でした。しかし、このセンターは違いました。常に心のこもった「患者さんの病を治したい」という一心で治療をしていると感じました。特にマッサージを行っている時は肌と肌が触れ合っている分、その様に感じました。
最初は「人間だから疲れている日などは手を抜くにもあるだろう」と思っていました。が、そういった日は1日もなく、逆に体調が良くない時には普段の倍以上の時間をかけて行なう日もありました。最後の日まで手を抜かずに一生懸命、細部まで気を使いながら行ってくれました。
また、以前に心臓発作を起こした経験があると言う話を聞くと、すぐに専属のナースを用意してくれました。そして、事あるごとに片言の日本語で「元気ですか?」「気分はどうですか?」と親身に話しかけてくれました。
その態度・表情から見て、私のことを非常に大切に思っていると感じました。言葉だけではなく、「本当に相手を思いやる気持」と言うのが伝わってきました。
また、日本人スタッフも気遣ってくれていました。常時、私に付き添ってくれて、外国で治療を行っていることの不安はありませんでした。
日本の新聞を読みたいと言う私のわがままもすんなりと対応して頂きました。突然のことで正規のルートでは時間を取り、既に届く頃には私が帰国しているということでした。そのため、スタッフがいろいろなところに連絡してくれて、翌日位には私の手元に届けて下さいました。
そして、帰国する日には日本人・現地スタッフ、全ての方々が忙しい中、わざわざ時間を作って頂き、私のためだけに「お別れの歌」を歌ってくれました。少し照れくさかったのですが、「ここまでやってくれたこと」「この日までいろいろ親切にしてもらったこと」など、本当に感謝の気持で心が一杯になり、目頭が熱くなりました。
治療に関しても満足しています。体の改善が見られたからです。これは、治療だけの効力ではないと思います。スタッフの一人一人が「回復して欲しい」という真剣な思いがプラスアルファーの力になってもたらした効力だと思います。 |